【他人事ではない】最近よく聞く心因性難聴って?


突発性難聴という言葉を聞いたことがありますか?

歌手の浜崎あゆみさんが片耳を失調したことで広く知られるようになった言葉です。
その名の通り、急に耳の聞こえが悪くなる、というタイプの難聴なのですが、原因はいろいろです。ヘッドホンで大音量を聞いて聞こえが悪くなる騒音性のもの、風邪を引いたあとの耳鳴りやめまいから来る難聴など、様々な原因の中でも特にストレスによる心因性の難聴が増加傾向にあるようです。

耳は鼓膜で音を聞いている、と思われがちですが、鼓膜だけではなく、その奥にある耳小骨という3つの骨が蝸牛に振動を伝え、蝸牛の中のリンパ液が振動します。
蝸牛の中に1万5000ほどある有毛細胞という細胞がその振動を感知し、電気信号として聴神経を通り、大脳皮質聴覚野に「音」として認識されます。

この、蝸牛の中にある有毛細胞が、一度死んでしまうと二度と復活しません。
老人性難聴の場合は、有毛細胞はゆるやかに蝸牛の入り口のほうから死んでいくため、一つの有毛細胞が3つ分の有毛細胞の働きを兼ねたりする現象が起こり、そんなに突発的に聞こえなくなることはありません。

危険なのは、この有毛細胞が一気に死んでしまうことです。薬害による難聴がこのタイプで、一度なってしまうと治りません。
ところが最近、ストレスや生活習慣によっても有毛細胞が死んでしまうタイプの難聴が増加傾向にあるのです。

急に死ぬ、といっても、一気に聞こえなくなるのではありません。始まりは耳鳴りによることが多いと言われています。
聞こえにくさを急に感じたりすることもそうです。が、突発性難聴は、早く治療をすれば食い止められることがあり、発症から10日以内の治療が有効とされています。
みなさんも、耳に違和感を感じたら、早めに医療機関に受診してはいかがでしょうか。

 

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