普通の酸素とはちょっと違う？
知る事で始まる老化防止策！

活性酸素とは

活性酸素とは、普通の酸素よりも酸化する力が強い酸素の事です。
人は呼吸を行う事により1日あたり５００リットル以上もの酸素を身体に取り入れているといわれています。その酸素の大半は水素と結合して単なる水となってしまいますが、２％の酸素が活性酸素として発生するといわれています。
本来、活性酸素は身体に重要な役割も担っている物質です。体内に侵入してきた細菌やウイルスを排除するために、白血球から作られ、殺菌や消毒を行ってくれます。

しかし、人にとって活性酸素は良い効果ばかりあるわけではありません。
活性酸素には善玉と悪玉があるのです。

善玉と悪玉の活性酸素

よく、身体が酸化すると老いが進むなんて事を聞いたことがありませんか？
この言葉の大本は「悪玉活性酸素」が及ぼすことから生まれています。

体内に入った細菌やウィルスや有害な物質をやっつけてくれるのが「善玉活性酸素」と呼ばれているものです。
しかし、活性酸素は増えすぎてしまうと、健康な細胞まで酸化させ、身体を錆びさせてしまい、老化へと促進させます。そういった余分な活性酸素を「悪玉活性酸素」と呼ばれています。

活性酸素を取り入れすぎないようにするには？呼吸なんてとめられないよ？

本来、活性酸素は呼吸によって取り入れる分だけでは過剰に発生することはありません。

しかし活性酸素は呼吸以外でも身体に取り込まれる事が判明しています。
ストレスやタバコの煙、飲酒、紫外線、クルマの排気ガス等、生活要因によって活性酸素が発生し取り込まれる事があるのです。

つまり普通に生活していると、どうしても活性酸素からは逃げられず、活性酸素の中で生かねばなりません。
ではどうするか？逃げられないのであれば守るまで！抗酸化力を高くしましょう！

抗酸化力

私たちの身体は悪玉活性酸素によって酸化されるばかりではありません。
悪玉活性酸素の働きを抑える物質も生成されているのです。
それが「抗酸化物資」、格好良く言うと「スカベンジャー」と呼ばれており、その働きを総じて「抗酸化力」と呼ばれています。

しかし、抗酸化力は年齢と共に衰えてしまいます。
特に40代を過ぎると
でも安心してください。

抗酸化作用のある食品を摂取すれば抗酸化力を高める事ができます！

抗酸化作用のある食べ物一覧

抗酸化作用のある食べ物は実は身近にあります。

・バナナ
アミノ酸や各種ビタミンの多く含まれており、あらゆる食品の中で抗酸化作用が高い食品。昔はやった朝バナナダイエットをもう一度はじめてみては？

・緑黄色野菜
ピーマンやニンジン、カボチャにはカロチンという成分が豊富に含まれており、抗酸化作用がとても高い食材です。色の濃さは栄養の証ですね。

・ニンニク、ショウガ、ネギ、セロリ
香料で使われる食材も抗酸化作用が高く、オススメです。
人によっては苦手な方もいるかもしれませんが、臭いの成分アリシンが身体の酸化を防いでくれます。

・大豆
よく大豆に含まれるイソフラボンが美容にいいといわれていますが、イソフラボンには高い抗酸化作用があるからでもあります。イソフラボンが含まれるサプリメントはとても人気が高く、種類も豊富でスーパーでも簡単に入手できます。
もちろんお豆腐や味噌汁でもいいので一番手っ取り早く摂取できる抗酸化作用のある食品といえますね。

・蕎麦
蕎麦に含まれるルチンにも抗酸化作用が高く含まれています。
「蕎麦を食べる人は長生きする」という言葉がありますが、これはルチンのおかげなのかもしれません。

当たり前ですが生きていくうえで「老い」とは必ず付き合っていかなければなりません。
しかし、生活習慣の改善で老いを抑制し、元気な自分を長く維持する事は可能です。
老いの原因である悪玉活性酸素と向き合う生活を意識してみては。

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