「世界遺産」へのラクガキ問題・・・実は300年以上前にも

【最終更新日】2015年11月16

世界遺産にラクガキをする人は大昔にもいた!?


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世界遺産に落書きをして、その画像をSNSに投稿して炎上するというケースが多い昨今。

昨年末、チェコの世界遺産にスプレーでラクガキをした日本人の20代後半の男性が逮捕されたニュースは同じ日本人として恥ずかしく思いつつ、今の若者はけしからんとおもう今日この頃です。

と、思いきや

実は380年以上も前に世界遺産にラクガキをした日本人がいたんです!

時は1632年、ちょうど3代将軍徳川家光の時代です。

平戸藩士、森本一房(もりもと かずふさ)は無くなった父を弔うため、年老いた母の後生を願うためにカンボジアのアンコールワットを訪れていました。

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ヒンドゥー教の神・ビシュヌ神が祭られるアンコールワットは
1912年に世界遺産に登録されています。
その入り口をくぐり、中心部へとまっすぐに続く回廊からわき道を通ると
そこには森本のラクガキがあり、そこにはこう書いてあるそうです。

「寛永九年の正月に初めてここに日本の肥州の住人である森本右近太夫がきた。仏教の悟りを開く事を志し、数千里もの海を渡り、この世の中を浄めるため、ここに四体の仏像を奉納します。」

自分がアンコールワットに来た事、その道中の苦労、仏教への志、4体の仏像を奉納した事を壁に記しています。

このように380年前にも世界遺産にラクガキをした日本人がいた事がわかります。
これだけ時間が経てば文化的価値も生まれてくるのかもしれませんが、ラクガキはラクガキ。
絶対にしてはいけません。
1日前だろうが300年前だろうが現地の人からすれば大事な建物にラクガキされていい気分になる訳ないでしょうしね。

ちなみに森本はアンコールワットをインドの聖地、祇園精舎と勘違いして訪れていたんだとか(ワラ)

カンボジアを訪問後、日本では鎖国方針が打ち出され、森本も急いで日本へ帰ったそうですが、はたして仏教への悟りを開く事はできたのでしょうかね?


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