最近の不景気の時代に、本業がありながら副業をしたいと考えているサラリーマンもいるのではないでしょうか。
一部の企業では社員の副業を推奨するような動きもあるようですが、まだまだ日本社会では社員規定で副業を禁止している会社が圧倒的に多いのが現実です。そのため副業をすると会社にバレてしまうのが不安で思い留まっている人も多いでかと思います。
しかもマイナンバー制度が導入されたことで「必ずバレる」という意見もあるので、余計に悩んでいる人もいるでしょう。
マイナンバー制度が始まったら副業をすると必ず会社にバレてしまうのでしょうか。

マイナンバー制度で副業が必ずバレるとは限らない!

そもそも副業がバレる原因としては、所得が増えることで所得税の申告額が多くなり、本業の会社の給与明細に反映されてしまうという理由があります。
本業の会社には自分のマイナンバーを通知することが必要になります。マイナンバー制度導入の目的は個人の所得を正確に把握することであり、副業をしていることが隠せなくなると思われます。

しかしマイナンバーの運用には大きな制限があるのです。
マイナンバーは、現在では民間企業に対しては社会保険や税務申告に関わる書類作成の目的のみでの使用が許可されています。
つまりマイナンバーが分かったからといって、個人の所得に関して企業が調査をするということはできないのです。

税務署はごまかせない!

マイナンバー制度が導入されても会社に副業をしていることが即バレる訳ではありません。しかし税務署にとっては一律管理がし易いことで、個人の正確な所得を把握し易くなります。
もしも今まで「お小遣い程度だから」と確定申告をせずにいてもバレなかった人は、今後は税務署から連絡が来る可能性があります。
ネット所得は雑収入なので安心と言われていますが、年収20万円を超えたら必ず確定申告をしなければなりません。
特に副業でアルバイトをしている場合、給与所得として扱われますので間違いなくバレることになります。

・おわりに
マイナンバー制度導入により、まとまった収入がある人程副業がバレる可能性は非常に高いと思い、バレた時に会社にどの様に説明するかまで考えておくことも大切です!